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 消化管エコー研究会は川崎医科大学の畠二郎先生を中心に2004年に発足し、今年で14年目となります。北海道を含め、これまで全国7地区でセミナーを中心とした活動を行ってきました。今までの啓蒙活動で、技師の方々に関しては消化管エコーの技術と知識の裾野が広がりつつあるのではないかと思います。

 しかしながら、実際の臨床では超音波で消化管を診るという機会がまだまだ少ないのが実情です。今後は消化管疾患診療に関わる医師への普及によって、消化管エコーのより大きな広がりが期待できると考えています。
そこで、今年度からは消化管エコーに興味を持っていただいた技師と若手〜中堅医師が、より興味を持って参加しやすいように一般演題を広く募集し、充分な討論を行える企画で地方会を開催することと致しました。
 「消化管の詳細な観察に関して、エコーは不向きである」という固定観念はまだ根強くあるように思います。また、「消化管をエコーで観察する方法がわからない。どのような疾患がエコーの対象になり、それらはエコーでどのように見えるのか。エコーの信頼度はどの程度なのか」と言った疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。本研究会は、このような多くの疑問のソルーションになるような会を目指しています。
 医師、技師相互に情報交換を行い、活発な討論から、消化管エコーの有用性が広く臨床に普及し患者さんの診療に貢献されるように願います。


2018年3月10日
北海道地区 代表幹事 
西田 睦

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